サーフィンする時はどんな日焼け止めを使ったらいい?
だんだん春らしくなってきましたね。
春の暖かい日差しはポカポカして気持ちがいいですが、心配なのは紫外線!
前回、日焼けと紫外線のことについての記事☟でも書きましたが、紫外線A波(UVA)は3月から増え始め、5月がピークになります。
UVAは肌の奥の真皮層まで到達してシワやたるみの原因を作ります。
春の日差しは穏やかで気持ちがいいですが、UVAの量は1年のうちで最も多いシーズン。
サーフィンの時は特に念入りにUV対策をしなくてはいけません。
UV対策としてまず思い浮かぶのは日焼け止めでしょう。
でも「サーフィンする時はどんな日焼け止めを使ったらいいの?」と思っている方も多いはず。
日焼け止めにはいろいろな種類があるので、サーフィンをする時にはどんな日焼け止めを選んだらいいか迷ってしまいますよね。
今回は日焼け止めについての基礎知識やどんな日焼け止めを選んだらいいかお話したいと思います。
SPFとPAってなんのこと?
日焼け止めにはSPFとPAという表示がされていますが、そもそもこの値が何を表しているかご存知ですか?
いずれも紫外線から肌を守る効果を表したものですが、日焼け止めを選ぶ際に重要な数値なので詳しく説明していきますね。
SPF
【Sun Protection Factor】の略で紫外線防御指数のこと。
これは、紫外線を浴びた際に皮膚が赤くなるまでの時間を何倍に長くできるかを表したものです。
紫外線のうち皮膚を赤くする作用があるのは紫外線B波(UVB)です。
つまりSPFはUVBを防止することのできる効果を数値として表したものです。
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SPFの数値
人間が肌に何もつけない状態で紫外線を浴びた際、だいたい20分くらいで皮膚が赤くなるという実験データから、SPFの数値は20分を1単位としています。
SPF1は紫外線を浴びた際に肌に何もつけない状態より、皮膚が赤くなるまでの時間を20分遅らせる効果があるということ。
例えばSPF10だと20分×10=200分…つまりだいたい3〜4時間は日焼け止め効果があるということになるんですね。
この時間のめやすは日焼け止めを皮膚1㎠あたり2mg塗った時の値なので、けっこうたっぷりめに塗らないと数値と同様の効果は得られませんし、日焼けしやすい肌質の方は表示されている数値よりも効果が短くなるので注意が必要です。
SPFの数値は高ければ高いほどいい?
SPFの最高値はSPF50+(SPFが51以上ある)、オーストラリアはSPF30が最高値です。
日焼けが心配な方は「SPFの数値が高いものを使ったほうがいいのでは?」と思うかもしれません。
ですが実際のところ、SPF30以上はどんな高い数値であってもUVBの防御率の効果は大きく変わらないというデータもあります。
私がサーフィンをする時に使用している顔用の日焼け止めはSPF38ですが、十分に効果を発揮してくれています♪
PA
【Protection Grade of UVA】の略で、紫外線A波(UVA)を防御することができる効果を表したものです。
PA+のように表示されており、+が多いほどUVAを防御する効果が高いということです。
効果の高さは+〜++++までの4段階で表示されています。
PAの表示があるのは日本製のみ
PAは日本化粧品工業連合会が定めた基準による指標なので、PAの表示がされているのは日本製の日焼け止めのみです。
だからといって海外製の日焼け止めにUVAを防御する効果がないということではありません!!
アメリカでは、UVA・UVBともに同等に防御する効果があると認められた製品には【Broad Spectrum(ブロード・スペクトラム)】という表示がされています。
サーフィン専用の日焼け止めを使おう
サーフィンする時には、サーフィン専用の日焼け止めを使うことをおすすめします!
私がサーフィンを始めた頃は、ドラッグストアで売られている日焼け止めを使用していました。
ウォータープルーフのものでも、サーフィンをする時につけるとさすがに落ちるし焼けました…
でも、サーフィン専用の日焼け止めを使うようになってからは、一般的な日焼け止めを使っていた時に比べて焼けなくなりました!
なぜサーフィン専用の日焼け止めがいいの?
ドラッグストアにもいろいろな日焼け止めがありますが、それらとサーフィン専用の日焼け止めにはどんな違いがあるのでしょうか。
サーフィン専用の日焼け止めをおすすめする理由はこちら☟
- SPFの数値が高い
- 水に強い
- 塗りやすい
- こすっても落ちにくい
サーフィン専用の日焼け止めは数種類ありますが、どれもSPFの数値は30以上で十分な紫外線防御効果があります。
一般的な日焼け止めと違い大量の水に触れることを想定して作られているので、耐水性に大変優れています。
また、サーフィン専用の日焼け止めは、固形状のスティックタイプ・チューブに入ったクリームタイプ・リップバームなどの種類があり塗る部位によってタイプを選んで使用することができます。
サーファー女子にとって、顔は特に念入りにUV対策をしたいパーツですが、顔にはスティックタイプがおすすめ。
スティックタイプは日焼け止めが固形状なので塗ると肌にしっかりフィットして、こすっても落ちにくいんです。
サーフィン専用の日焼け止めはSPFの数値も十分にあり、耐水性に優れ、こすっても落ちにくいので一般的な日焼け止めに比べて日焼けしにくいんですね(もちろんこまめに塗り直すのは必要ですが)
どこで買えるの?
サーフィン専用の日焼け止めは、ドラッグストアなどでは取り扱っていません。
サーフショップ・ムラサキスポーツやオッシュマンズなどサーフィン用品の取り扱いがある量販店・ネットショッピングで購入できます。
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まとめ
私はもともと日焼けしやすい肌質なので、今までいろんな日焼け止めを試してきました。
サーフィンを始めた頃はサーフィン専用の日焼け止めがあることを知らなかったので、とにかくウォータープルーフのもの・SPFの数値が高いもの(昔はSPF100とかありましたよ〜今は表記が変わったのでそんなのありませんが)を使っていましたが、やっぱりサーフィンってドルフィンしたり、波にもまれたりするので「汗や水に強い」なんていうくらいのものじゃ全然ダメなんですよね〜。
次回は、いろいろな日焼け止めを試した私が「コレだ!」と思って愛用している日焼け止めを紹介しますのでお楽しみに♪