ウェットスーツを長持ちさせるための正しいメンテナンス方法
こんにちは。
久しぶりの更新です。
もうすっかり春ですね…と言っても気温が30度なんていう日もあって、もう夏みたいな感じですが…
暖かくなってきて、サーフィンするにもいい季節になってきました!
photo credit: Andy M Taylor Surfs Up via photopin (license)
水温も徐々に上がってくるので、ジャーフルなど春用のウェットスーツを着はじめた方もいるかもしれません。
私がサーフィンをしている湘南エリアでも、ジャーフルはもちろん、晴れた日にはシーガル(半袖・長ズボンタイプのウェットスーツ)で入っている人もいます!
さて、ウェットスーツも衣替えをするこの季節…今まで使っていた冬用のウェットスーツは来シーズンまで出番はありませんよね。
今回は、ウェットスーツのメンテナンスのしかた・保管方法・メンテナンスの際にあると便利なグッズなどについてご紹介していきたいと思います。
ウェットスーツの洗い方
使用後は真水でよく洗う
ウェットスーツは、使用したら砂や海水の塩分を落とすため、真水でよく洗いましょう。
海水の塩分が残っていると、劣化のもとになります。
バケツなどに水(またはぬるま湯)をくみ、その中でジャブジャブ洗うとやりやすいです。
バケツなどがない場合でも、水道やシャワーでよく洗いましょう。
熱いお湯で洗うのは、生地を傷める可能性があるため避けてください。
ウェットスーツを洗う&着替える時に便利なバケツについて詳しくはこちら
ウェットシャンプーを使用する
ウェットスーツ用の洗剤(ウェットシャンプー)を使用するのも◎
毎回使用する必要はないですが、定期的に使用して汚れを落とすことで、劣化を防げます。
私も時々使用していますが、バケツの水が黒くなるのを見て…「こんなに汚れているんだ~」とビックリします。
ウェットスーツの衣替えの際には、そのシーズン使用していたものはシャンプーで洗ってから保管するのをオススメします。
ウェットソフナーを使用する
ウェットスーツ用の柔軟剤もあります。
柔軟剤と言っても、何シーズンも使用してすでに硬くなったものに使用して劇的に柔らかくなる…というシロモノではないので、ウェットシャンプーのように劣化を防ぐという意味で定期的に使用するのがいいでしょう。
使い方は、シャンプーの後バケツなどに水またはぬるま湯をはり、ソフナーを入れて5~10分浸けておくだけ。
次のシーズンまで使わないウェットスーツは、しまう前にシャンプーとソフナーをしてから保管するのがオススメです。
ウェットスーツシャンプー&ソフナーについて詳しくはこちら
ウェットスーツの干し方
しぼる・洗濯機で脱水するのはNG
ウェットスーツを洗った後は、かなり水分を含んでいる状態ですが、絶対にしぼったり、洗濯機で脱水したりしないでください。
生地が傷んだり、変形したりします。
専用のハンガーを使用する
ウェットスーツ用のハンガーがあるので、なるべくそれにかけて干すのがオススメ。
洗った直後のウェットスーツは、水を多く含んでいるため重く、普段私たちが使用しているハンガーにかけた場合、肩の部分に負荷が強くかかり、その部分の生地が傷んだり、型くずれの原因になったりします。
ウェットスーツ用のハンガーは、肩の部分が広くなっていて、肩の部分にかかる負荷を軽減する作りになっています。
長期間保管する際にも使用するとよいでしょう。
ウェットスーツ用ハンガーについて詳しくはこちら
陰干しする
日光が当たるところに干したほうが渇きがよさそうなのでついついやってしまいがちですが、日光(紫外線)は生地にダメージを与え劣化の原因に…
なので、ウェットスーツはなるべく風通しのいいところで陰干しするようにしましょう!
ウェットスーツの保管方法
たたむのはNG
たたむとシワや型くずれの原因になるのでやめましょう。
専用のハンガーにかけ、なるべく他の衣類と接しないように保管してください。
高温・多湿・直射日光が当たらない場所に保管する
次のシーズンまでウェットスーツを保管しておくなら、高温・多湿・直射日光が当たるような場所に保管するのは避けましょう。
カビが生えたり、生地が傷んだり、劣化が進む原因になります。
まとめ
ウェットスーツは1着数万円もするので、決して安いものではありませんよね。
けれど、サーフィンの時には真夏を除き、どのシーズンでも必ず着用しなければならず、使用頻度も高い言わば消耗品です。
近年ウェットスーツの性能がよくなり、生地の柔らかさや耐久性も向上してはいますが、何シーズンも使用していれば必ず生地の柔らかさがなくなってくるなどの劣化は避けられません。
生地が硬くなり、型くずれして体にフィットしなくなると、動きづらくサーフィンのパフォーマンスにも影響します。
けれど、使用後シャンプーやソフナーをしたり、正しい方法で保管したりすれば、劣化を遅らせることも可能です。
せっかく購入したウェットスーツですから、できるだけ長くいい状態で使用したいですよね。
そのためにはウェットスーツの使用後や保管する際に少し手間をかけるだけ。
ぜひ実践してみてくださいね。
冬のサーフィンを楽しむためのあったか便利グッズ
こんにちは。
もう12月ですね!
だんだん寒くなってきましたが、サーファーはいくら寒くても波があれば「海に入りたい!」と思うもの。
冬の海は、他のシーズンに比べてサーファーも少なくなるので、初心者にとってはすいた海でたくさん練習するチャンス!photo credit: [-ChristiaN-] Winter via photopin (license)
しかし、気温だけでなく海水温もこれからどんどん下がってきます。
冬のサーフィンは、いかに寒さを和らげるかがポイント。
ということで、今回は、冬のサーフィンを楽しむためのあったか便利グッズをご紹介します。
ホットジェル
冬にサーフィンする方に1番オススメしたいのがこれ!
見た目はただの透明なジェルなんですが、肌につけると温かくなるんです!
塗る量にもよりますが、1度塗れば2時間程度は温かく感じます。
もう何本使ったかわからないくらい愛用している、冬のサーフィンの必需品です!
使い方
たくさん塗りすぎると肌がヒリヒリするので、少しずつ手にとって、肌に薄くまんべんなく塗り広げるのがコツ。私は背中~腰・胸~お腹にかけて塗るようにしています。
背中は塗りにくいので、誰かと一緒に海に入るなら、手伝ってもらいましょう。
手伝ってくれる人がいない場合は、自分の手の届く範囲はできるかぎり塗っておきましょう。
背中が温かいで、海の中での体感温度がぜんぜん違いますよ!
レギュラータイプ・ハードタイプがありますが、レギュラータイプで十分温かいので、レギュラータイプをオススメします。
私もレギュラータイプを使っています。
ホットジェルについて詳しくはこちら
類似品もありますが、効果(温かさ・持続性)はこのホットジェルがピカイチです!
リストバンド&アンクルバンド
ウェットスーツはいくら体にフィットするように作られているとはいっても、わずかな隙間からどうしても海水が侵入してきてしまいます。
このバンドをすることで、海水の侵入を防ぐことができるんです。
【ストラップ】という名称で販売されているものもあります。
使い方
使い方は簡単。
ウェットスーツを着た状態で、手首・足首にバンドを巻き付けてしっかりと留めるだけ。
足首用☟は、リーシュをしていない方の足首だけつければOK。
「たかがバンドをするだけでそんなに効果があるの?」と思う方もいるかもしれませんが、しているのとしていないとでは体感温度が全然違いますよ!
リストバンドについて詳しくはこちら
アンクルバンドについて詳しくはこちら
まだメジャーなアイテムではありませんが、手首と足首につけるだけで寒さを和らげるかことができて、手軽なうえに効果はバツグン!
超オススメです!
ブーツ
私が住む湘南では真冬でもブーツなしでサーフィンできるので、私はあまり使用しませんが(寒いけど)寒さが苦手なサーファーや海水温が低いエリアでサーフィンする方はブーツも着用しましょう。
購入する時は、できれば試着して足にしっかりフィットするものを選びましょう。
サイズが合っていないと、水が侵入して保温性が失われるどころか、パフォーマンスも低下します。
ブーツについて詳しくはこちら
グローブ
グローブも必要に応じて着用しましょう。
こちらも試着して購入するほうがベスト。
ちなみに湘南では、真冬でもグローブなしでサーフィンできます。
私はあまりにも気温や水温が低いという時のみ着用しています。
グローブについて詳しくはこちら
キャップ
湘南ではまず見かけませんが、寒冷地のサーファーには必須アイテム。
寒さが厳しい時や風が強い時などは、キャップをすることで寒さがだいぶ和らぎます。
キャップについて詳しくはこちら
インナー
ウェットスーツの下に着るインナー。
寒さが苦手という方は、インナーも併用すればさらに安心ですね。
ただし、女性は水着・インナー・ウェットスーツというぐあいに重ね着をするかたちになるので、着替えが面倒くさいと感じる方がいるかも。
インナーを着るのに抵抗感がある方には、ホットジェルがやはりオススメです。
インナーについて詳しくはこちら
ちなみにブーツの下にはくインナーソックスもあります。
こちらも必要に応じて使用しましょう。
インナーソックスについて詳しくはこちら
ショウガ
体の中から温まりたい方は、サーフィンの前後にはショウガをとりましょう!
私のオススメはショウガの砂糖漬けやジンジャーティー!
サーフィン前に食べたり飲んだりすれば、体の中から温まります。
サーフィンの後の冷えた体にも◎
体を温めるというサプリもありますが、私はあまり効果を感じられませんでした。
なので、サプリよりも食品でとるほうが効果を感じやすいと思います。
ショウガがキライでなければ、ぜひ取り入れてみてね。
おすすめジンジャーティーはこちら
ショウガが苦手な人でも飲みやすいです。
パッケージもオシャレ♪
まとめ
いろいろな便利グッズを紹介しましたが、サーフィンするエリアによって必要となるアイテムも人それぞれ異なると思うので、ご自身に合ったアイテムをチョイスしてくださいね。
今回紹介した中で私が特にオススメするのは、やっぱりホットジェル!
サーフィン以外でも、寒い時に足や腰に塗ってホッカイロがわりに使ったりすることもできるんですよ!
冬のサーフィンは寒さがネックですが、寒さを和らげるための便利グッズがいろいろあるので、これらを上手に活用して、冬もサーフィンを楽しみましょうね♪
秋冬のサーフィンに必要なウェットスーツの種類と選び方
早いものでもう11月も半ばですね!
北海道では大雪が降ったりもしていますが、私が住む湘南は秋晴れの日が多く、波もそこそこあって秋のサーフィンを楽しんでいます。
だいぶ気温が下がってきているので、友達からは「寒くないの?」なんて聞かれることもありますが、湘南エリアの海水温はまだそれほど低くなく、寒さはまったく感じません!
最近のウェットスーツは性能もよく、私がサーフィンを始めた10ウン年前よりも温かさ・動きやすさ・着脱しやすさなど格段によくなっています!
ということで今回は、秋冬のサーフィンに必要不可欠なウェットスーツの種類や選び方について書いていきたいと思います。
秋冬のサーフィンに必要なウエットスーツ
秋・冬に着用するウェットスーツは3種類。
- フルスーツ
- セミドライ
- ドライスーツ
それぞれについて詳しく紹介していきますね。
フルスーツ
長袖・長ズボンタイプのウェットスーツ。
ジャージ素材でできた【ジャーフル】(ジャージフルスーツのこと)や、【スキン】と呼ばれるラバー素材でできたもの(あるいは両方を組み合わせたもの)があります。
手首から足首まで全身が覆われているので保温性があり、主に秋・初冬・春に着用します。
全身をカバーするという意味では、後に紹介するセミドライもフルスーツではありますが、フルスーツは主に【ジャーフル】のことをさし、セミドライは【セミドライ】と呼ぶほうが一般的なように思います。
フルスーツはロングシーズン着用するので、サーファーなら必ず持っておくべきウェットスーツです。
フルスーツの選び方
生地
フルスーツに使われる生地は2種類。
- ジャージ
- スキン(ラバー素材)
スキンのほうが風を通しにくく、防寒性に優れていますが、爪を引っかけるなどするとすぐにキズがついてしまったり、取り扱いにも注意が必要というところが難点。
私は着脱・取り扱いがしやすく、動きやすいジャージ素材でできた【ジャーフル】をオススメします。
フルスーツの生地の厚さは3㎜が主流。
これより薄い生地のものもありますが、初めて購入するのであれば、一般的な3㎜のものを選ぶのがよいでしょう。
ジッパーありか・なしか
フルスーツにはジッパーがついているものとそうでないものがあり、種類によって着脱のしかたが少し異なります。
主なタイプとしては
- バックジップ
- ノンジップ
- ネックエントリー(ネックイン)
があります。
他にもジッパーがあるタイプとして、フロントジップ・チェストジップなどがありますが、ここではバックジップ・ノンジップ・ネックエントリータイプについて紹介します。
バックジップ
背中にジッパーがついていて、それを開閉して着脱するタイプ。
開口部が大きいので着脱しやすいのが特長。
ノンジップ
背中にジッパーはなく、首~肩にかけて開口部があります。
バックジップよりは開口部が狭く、着脱がしにくいと感じるかもしれませんが、最近のウェットスーツは生地も柔らかいので慣れればとってもカンタン!
私は、初心者の頃はバックジップタイプのものを使用してましたが、今はノンジップタイプのものを使用してます。
こちらのタイプのほうが背中や肩周りにストレスがなく、動きやすいように感じます。
ネックエントリー(ネックイン)
首に開口部があるタイプ。
開口部は他のタイプのものより小さいですが、伸縮性のある生地を使用しているので、体を通せるくらい大きく広がります。
これも慣れるまでは着脱しにくいと感じるかも。
私は、このタイプは着たことがないんですが、開口部が小さいため保温性には優れているものの、使用しているうちに首周りがだんだん伸びてきてしまう…というデメリットもあるようです。
ですので、初心者にはバックジップもしくはノンジップタイプがオススメです。
価格
ブランドや使用する生地にもよりますが、約4万円〜8万円。
いいものを買うにこしたことはないですが、サーフィンを続けるならいずれは買い替えるものだし、個人的には、初心者のうちは高額なものを購入する必要はないと思います。
セミドライスーツ
防寒・保温性に優れた冬用のウェットスーツ。
【セミドライ】と呼ぶほうが一般的なように思います。
上半身には風を通さないスキン(生地の厚さ5mm)、下半身にはジャージ素材(生地の厚さ3mm)を使用しているタイプが多いです。
こちらもジッパーのあるタイプ・ないタイプがあります。
ちなみに私はノンジップタイプを使用しています。
価格
ブランドや使用する生地にもよりますが、約6万円〜10万円。
「冬もサーフィンしたい!」という方は、セミドライも準備しましょう。
ジャーフルよりセミドライのほうが使用期間が長いというエリアもあります。
ドライスーツ
セミドライと同じく真冬用のウェットスーツ。
ですが、ドライスーツはブーツ一体型になっているためセミドライよりも温かいです。
防水性・気密性も高く、中に海水が侵入してくるということがほとんどないので、中にTシャツなどの服を着ていても大丈夫なんです。
保温性にとても優れているので、寒冷地のサーファーや寒さが苦手なサーファー向け。
温かいというメリットはあるものの、着脱のしかたにコツがあったり、他のウェットスーツに比べると動きにくさを感じたりするなど、デメリットもあります。
こちらもジッパーのあるタイプ・ないタイプがあります。
価格
ブランドや使用する生地にもよりますが、約10万円〜15万円。
東北・北海道など極寒地では使用しているサーファーもいますが、エリアによってはセミドライにキャップ・グローブ・ブーツなどを着用することでも防寒対策は可能なので、「どうしても必要」ということがないかぎり購入する必要はないかも。
ウェットスーツはどこで買ったらいい?
ウェットスーツの購入方法は主に3つ。
- サーフショップなどでカスタムオーダーする
- インターネットで購入する
- 既製品を購入する
ウェットスーツは体にフィットして動きやすいものがよいので、サーフショップなどで採寸してもらい、カスタムオーダーして作るのがベストです。
初心者のうちはどんなウェットスーツがいいのかわからないと思いますが、そんな時でもスタッフがアドバイスしてくれるので安心です。
オーダーの際には、自分の好きな色・デザインを選んだり、ウェットスーツブランドのロゴを好きな位置に入れたりもできます。
オーダーしてから完成までは、だいたい2週間くらい。
季節の変わり目などオーダーが集中する時期は2週間以上かかることもあるので、使用したいシーズンに間に合うようにオーダーしましょう。
他にはインターネットでオーダーしたり、既製品を購入するという方法もありますが、あまりオススメはしません…
インターネットでオーダーする場合、自分で手首・足首・股下などを採寸し(背中など採寸しにくい箇所は友達や家族に手伝ってもらいましょう)、そのデータをメーカーに伝えることになるのですが、自分で採寸するのは大変ですし、誤差も出ます。
既製品(【吊るし】と言われます)も販売されてはいますが、S・M・Lというように大まかなサイズ展開になっているので、既製品のサイズが自分の体型とピッタリ同じというのは、なかなかないかもしれません。
既製品はオーダーするよりも安いので、もしピッタリなものがあったらそれはそれでラッキーですけど、自分の体型に合わなかったらきちんとオーダーして作ることをオススメします。
まとめ
秋冬になると気温・水温がしだいに低くなってきますが、ウェットスーツはそんなシーズンでも快適にサーフィンできるかどうかを左右する大切なもの。
種類や特長を理解しておけば、ウェットスーツ選びにも役立つはず。
だんだん「今日は寒いな〜」と感じる日が多くなってきましたが、これからのシーズンもサーフィン楽しみましょう♪